遺伝子検査 腸管出血性大腸菌検出試薬キット(外因性コントロール入り)

Loopamp 腸管出血性大腸菌検出試薬キット(外因性コントロール入り)

L.monocytogenes検出試薬キット

製品名

Loopamp 腸管出血性大腸菌検出試薬キット(外因性コントロール入り)

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製品説明

本製品は、「Loopamp 腸管出血性大腸菌検出試薬キット」(LMP621)に外因性コントロール試薬を加えたものです。

「Loopamp 腸管出血性大腸菌検出試薬キット(外因性コントロール入り)」は、LAMP法により腸管出血性大腸菌を検出するキットです。食品または環境由来検体から、腸管出血性大腸菌が保持するVT遺伝子を特異的に認識するプライマーを用いて、短時間で迅速に腸管出血性大腸菌のVT遺伝子を増幅・検出するため、増菌培養の翌日に、わずか2時間以内で腸管出血性大腸菌を検査することができます。

本製品には、外因性コントロール試薬が含まれているため、VT遺伝子検出と同時に測定することで、検体由来物質による阻害反応の確認が可能です。

LAMP法専用のリアルタイム濁度測定装置を用いて、増幅反応副産物であるピロリン酸マグネシウム(白色沈殿物質)による濁度の増加を測定することによって検出します。

本製品の使用方法につきましては、製造販売元サイト[Eiken GENOME SITE](下記)の製品取扱説明書をご参照ください。

キットの内容

製品コード LMP681
包装単位 48テスト分
貯蔵方法 -20℃
有効期間 1年間
Extraction Solution for Foods (EX F) 1.8mL ×3 tubes
1M Tris-HCl:pH7.0 (Tris) 1.0mL ×1 tube
Reaction Mix. VT (RM VT) 1.0mL ×1 tube
Reaction Mix. eCT (RM eCT) 1.0mL ×1 tube
Bst DNA Polymerase (Bst DNA Polymerase) 60μL ×2 tubes
Control DNA VT (Cont VT) 0.1mL ×1 tube
Positive Control eCT (PC eCT) 0.18mL ×1 tube
  • ( )内は試薬チューブに記載されている表示です。

お届け方法

栄研化学株式会社では、製品を安定した品質でご提供するため、「クール宅急便(冷凍タイプ)」にてお届けしております。

注意

お受け取り後は、製品の品質保持のため速やかに冷凍庫保存(-20℃保存)いただくようお願いいたします。

販売元/製造販売元

販売元:富士通Japan株式会社販売サイト:e Genome Order(イーゲノムオーダー)

製造販売元:栄研化学株式会社LAMP法の技術・製品情報:Eiken GENOME SITE

製品解説

腸管出血性大腸菌とは

腸管出血性大腸菌(EHEC:Enterohemorrhagic Escherichia coliE.coli ))は、毒性の強いベロ毒素(Verotoxin;VT)を産生することからVTEC(Verotoxin-producing E.coli )とも呼ばれています。

飲食物等を介して経口感染し、出血性の下痢、腹痛、発熱などの食中毒症状を起こしますが、まれに溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発し、死に至ることもあります。

腸管出血性大腸菌による食中毒は、1982 年に米国で初めて確認されました。日本国内では1990 年に、埼玉県浦和市の幼稚園で井戸水を原因としたO157 集団発生で確認され、1996年には大阪府堺市で大規模食中毒が発生するなどO157による食中毒が全国で爆発的に流行し、社会問題となりました。

血清型としてはO157が最も良く知られていますが、O157の全ての株がベロ毒素を産生するわけではありません。一方、O26、O111などの血清型にも、ベロ毒素を産生してO157と同様の症状を起こすものがあることが知られており、中でもO26の増加傾向が認められています。このため、腸管出血性大腸菌の検出では、ベロ毒素産生性を確認することが重要となります。

注意

本製品は研究用試薬または食品・環境分析を目的とした検査に使用するための試薬です。ヒト、動物の医療、診断またはその補助を目的としては使用しないでください。

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