赤潮原因プランクトン検出キット2-シャットネラ属-
製品名
赤潮原因プランクトン検出キット2-シャットネラ属-
製品説明
赤潮原因プランクトン検出キット2-シャットネラ属-はLAMP法を利用して赤潮の原因プランクトンであるシャットネラ属を検出するキットです。本キットでは、LAMP法によりシャットネラ属ゲノムDNAの一部を増幅し、増幅の有無からシャットネラ属の存在を判定します。
キットの内容
製品コード | NE0171 |
---|---|
包装 | 24テスト用 |
貯法 | -20℃に保存 |
有効期間(納品日より) | 6ヶ月 |
検査液A | 500μL | ×1 tube |
---|---|---|
検査液B | 25μL | ×1 tube |
酵素液 | 25μL | ×1 tube |
蛍光発色液 | 25μL | ×1 tube |
陽性コントロール (PC) | 25μL | ×1 tube |
ミネラルオイル | 500μL | ×1 tube |
抽出液 | 5,000μL | ×1 tube |
抽出用チューブ | ×24 tubes | |
検査用チューブ | ×24 tubes |
お届け方法
株式会社ニッポンジーンでは、ドライアイス梱包で製品をお届けいたします。 納品当日、製品を確実にお受取りいただき、到着次第できるだけ早く-20℃フリーザにて保存してください。
販売元/製造販売元
販売元:富士通Japan株式会社販売サイト:e Genome Order(イーゲノムオーダー)
製造販売元株式会社ニッポンジーン
製品解説
シャットネラ属とは
シャットネラ属はラフィド藻の一種である植物プランクトンで、時に大増殖して赤潮を引き起こします。日本の海域に生息する植物プランクトンは数百種類あると言われていますが、このうち、水産業に深刻な被害をもたらす有害種は20種類あまりです。シャットネラはこの有害種に含まれており、少ない個体数であっても魚介類の斃死を引き起こす危険性があります。水産業への大きな被害を防ぐためには、赤潮の発生を早期にモニタリングし、生け簀の移動や餌止めといった対策を取ることが肝心です。これまでは主に顕微鏡観察によって有害種の同定や密度測定が行われてきましたが、この方法は高度な知識と、場合によっては長時間の作業が必要でした。本キットを用いることにより、極めて有害なシャットネラ属を簡便・高感度・短時間で検出することができます。本キットが検出可能なシャットネラ属は、シャットネラ マリーナ (Chattonella marina) をはじめとし、その変種であるシャットネラ アンティーカ (Chattonella marina var. antiqua) およびシャットネラ オバータ (Chattonella marina var. ovata) です。
製品補足
※1 本キットに含まれるプライマーは、全て「リライアブル&トレーサブルオリゴ」を使用しています。「リライアブル&トレーサブルオリゴ」は、株式会社ニッポンジーンマテリアルが製造する高信頼性オリゴヌクレオチド「リライアブルオリゴ」の一つです。ISO13485:2003に準拠した品質マネジメントシステム、専用陽圧ルームでの製造、チェックリストによる工程管理、トレーサビリティー完備を特長としています。詳細に関しましては、株式会社ニッポンジーンマテリアルホームページ(http://www.nippongenematerial.com)をご覧ください。
※2 LAMP法は栄研化学株式会社が特許を保有しています。株式会社ニッポンジーンは本品の開発、製造および販売を許諾されています。
※3 本キットに含まれているLAMPプライマーセットおよびこのLAMPプライマーセットを用いたLAMP法によるシャットネラ属の検出技術*は、国立研究開発法人 水産研究・教育機構により開発されました。
*本成果の一部は水産庁委託「赤潮・貧酸素水塊漁業被害防止対策事業」の中で得られたものです。
本製品は研究用試薬または食品・環境分析を目的とした検査に使用するための試薬です。ヒト、動物の医療、診断またはその補助を目的としては使用しないでください。