e-Loopampセミナー「LAM法プライマー設計のポイントとネットビジネスのご紹介」開催結果レポート
セミナー風景
「LAMP法のプライマー設計と応用研究、研究支援サービスのご紹介」と題したセミナーが9月30日、港区東新橋にある汐留シティセンター 24F(富士通株式会社大会議室)で開かれた。セミナーは栄研化学、富士通、富士通システムソリューションズの3社が主催するもの。
「インターネットをベースに、プライマー設計支援ソフトの利用から試薬・装置のご提供まで」を紹介するほか、今回のセミナーの特徴として、研究でもっとも重要となるプライマー設計のポイントを具体的に説明。さらに、LAMP法を利用して研究成果をあげた実例が紹介された。
汐留シティセンター
特別インタビュー1
井平 勝先生 ヒトヘルペスウイルスHHV-6においても検査時間約30分と緊急検査が可能です

LAMP法を用いたヒトヘルペスウイルスHHV-6 DNAの検出法開発について伺った。「LAMP法は、これまで不可能だった遺伝子領域での緊急検査を可能にします。迅速性、操作の簡便さ、経済性の面で画期的な検査方法だ」。LAMP法により受けた驚きと、将来性について語っていただいた。

藤田保健衛生大学短期大学 医療情報技術科 井平 勝先生
特別インタビュー2 内容はこちら
森田公一先生 安くて早くて感度が高い。検出目的の診断には最適な方法。リアルタイムでモニターできる点など、画期的な方法です。

森田先生は、昨年アメリカで、前年の100倍約4000名に感染し、約250名を死亡させた西ナイルウイルスの感染症診断にLAMP法の応用に取り組み、成果を上げている。さらに、世界中を脅威にさらしているSARSコロナウイルスにおいても、LAMP法を利用した検出試薬開発に挑むなど、熱心な研究を進めている。LAMP法の潜在的な応用能力はどこまで期待できるものなのか。LAMP法の可能性について伺った。

長崎大熱帯医学研究所 分子構造解析分野 森田公一先生
実施プログラム
■日時 平成15年9月30日(火)10:40〜17:30
■場所 富士通株式会社(汐留シティーセンター24F)
■主催(共催) 栄研化学株式会社、富士通株式会社、株式会社富士通システムソリューションズ
■参加人数 100人
LAMP法の原理と特徴
30分
栄研化学株式会社 研究開発統括部
湯浅智子
WebSERVE/e Genome Orderご紹介
15分
株式会社富士通システムソリューションズ
金子 勝
LAMP法プライマー設計のポイントと研究の進め方
70分
栄研化学株式会社 研究開発統括部
太田嘉則
LAMP法によるHHV-6 DNAの迅速検出
50分
藤田保健衛生大学短期大学
井平 勝様
西ナイルウィルス感染症と診断
50分
長崎大熱帯医学研究所
森田公一様
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